RePoKaScope:立体万華鏡作成支援システム
概要
立体万華鏡とは,立体を形成する面が鏡面であり,模様が三次元空間に広がるタイプの万華鏡である.
鏡面に模様をデザインする際,鏡面反射を繰り返して表示される三次元空間の模様を想像することは困難である.また,鏡面を削って制作を行うため,納得のいくデザインを完成させるまでに試作品を何度も制作する必要があった.
この問題を解決するために,本稿では立体の中でも正多面体に注目し,正多面体から成る立体万華鏡の模様のデザインを支援するシステム「RePoKaScope」を提案する.
三次元空間に映し出される模様をシステム内でシミュレートすることで,試行錯誤をシステム内で完結し,ユーザが満足するデザインができてから立体万華鏡を制作することが可能になる.
なお,RePoKaScopeという名前は,正多面体("Re"gular "Po"lyhedron)と万華鏡("Ka"leido"Scope")に由来する.